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2011年11月17日 (木)

吉祥寺~三鷹散歩 Vol.1 太宰の足跡を追う

今日、吉祥寺に行ったついでに太宰治の足跡を追ってきました。

私は特に太宰のファンではないのですが、今年の2月に津軽の生家(斜陽館)を見てきたことだし、家の近くなので散歩がてらに巡って来ました。

散歩コースは、
吉祥寺駅~井の頭公園~①玉川上水・新橋(太宰遺体発見現場付近)~ナザレ修女会~ジブリ美術館~平和通~②井心亭(太宰治旧居跡付近)~山本有三記念館~風の散歩道~③玉川上水・むらさき橋(太宰治入水現場付近)~④禅林寺(太宰治の墓)~三鷹駅。
15,000歩の散歩でした。

Vol.1 は太宰治関連の①~④を紹介します。

これが青森県金木町にある太宰治の生家(今年の2月に撮影)
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かなりの豪邸です。銭湯かと思いましたhappy01

散歩コースの順序とは異なりますが、太宰の生涯に沿って紹介します。

②井心亭(太宰旧居跡付近)。 「せいしんてい」と読みます。
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昭和58年に三鷹市が建設した和風文化施設ですが、この建物の垣根の所に、太宰治旧宅の玄関前に植えられていた百日紅(さるすべり)の木が移植されています。
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太宰が眺めていた「百日紅の木」が、彼の死後63年後の現在でもこうやって生き続けている事に感慨を覚えます。

井心亭の前が平和通り。この写真の右側あたりが太宰の旧居があった場所です。
P1100400


③玉川上水・むらさき橋(太宰入水現場付近)

P1100441

喀血を繰り返し体調が悪化していた太宰治は、昭和23年6月13日深夜、愛人山崎富栄とともに玉川上水に入水自殺しました。太宰38歳、富栄28歳。いまでは想像も出来ませんが、当時の玉川上水は川幅12メートル、深さ2メートルの急流で、「落ちると死体もあがらぬ魔の淵」と言われていました。

入水現場近くにある記念碑に当時の写真がありました。
物思いにふけりながら玉川上水べりにしゃがみこむ太宰。
P1100444

太宰治を偲ぶ無名碑として、生地金木町で採れた玉鹿石がここに置かれています。
以前に比べて石が小さくなっているとのこと。ファンが削って持っていったのでしょうか。
Photo_2


①玉川上水・新橋(太宰遺体発見現場付近)

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6日後の6月19日、1.5キロ下流の新橋あたりで、紐で結び付けられた2人の遺体が写真のあたりで発見されました。この日は丁度太宰の誕生日。現在のこのあたりは木々が鬱蒼と生い茂っており川面も見えません。


④禅林寺

P1100446
太宰治の墓があるお寺です。
なぜ太宰の墓がここにあるのかは、1944年に発表された『花吹雪』の一節を読めば分ると思います。

『禅林寺に行ってみる。この寺の裏には、森鴎外の墓がある。どういうわけで、鴎外の墓が、こんな東京府下の三鷹町にあるのか、私にはわからない。けれども、ここの墓地は清潔で、鴎外の文章の片影がある。私の汚い骨も、こんな小綺麗な墓地の片隅に埋められたら、死後の救いがあるかも知れないと、ひそかに甘い空想をした日も無いではなかったが、今はもう、気持が畏縮してしまって、そんな空想など雲散霧消した。私には、そんな資格が無い。立派な口髭を生やしながら、酔漢を相手に敢然と格闘して縁先から墜落したほどの豪傑と、同じ墓地に眠る資格は私に無い。お前なんかは、墓地の択(え)り好みなんて出来る身分ではないのだ。はっきりと、身の程を知らなければならぬ。私はその日、鴎外の端然たる黒い墓碑をちらと横目で見ただけで、あわてて帰宅したのである。』
この意が汲まれて、太宰の墓は鴎外の斜め向かいに建立されました。

太宰の墓
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墓の傍らにハングル語の「人間失格」が。韓国人のファンなのでしょうか。
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森鴎外(森林太郎)の墓
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毎年6月19日の太宰の命日「桜桃忌」には、大勢の女性太宰ファンが花束を持って、お参りにやってきます。
モーツァルトもそうですが、夭折した人のほうが人気があるんだなあ。

Vol.2は山本有三記念館を紹介します。


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