« 上野の「たいめいけん」 | トップページ | キエフ国立交響楽団演奏会 »

2012年11月13日 (火)

フェルメール 光の王国展2

11月12日に、フェルメールが遺したといわれる37作品、全てを鑑賞して来ました。
 
もちろんホンモノではなく、re-createされた作品です。
 
 
フェルメール 光の王国展2
~17の所蔵美術館を巡る世界の旅~

 
 
_
 
公式サイトはこちら
 
 
総合監修の福岡伸一氏によると、re-create(リ・クリエイト)とは
「re-create」とは、複製でもなく、模倣でもない。あるいは洗浄や修復でもない。
「re-create」とは、文字通り、再・創造である。作家の世界観・生命観を最新のデジタル画像技術によって翻訳した新たな創作物である。
<途中略>
現物の中をいくら探しても、失われ、損なわれてしまって見えなくなってしまったものを回復する。つまり、「re-create」とは、思想を創作的に表現した翻訳物なのである。ここからフェルメールにもういちど接近することができるのではないか──そう私は考えている。
 
なかなか面白い試みです。
 
BSでこの特集番組を見ましたが、いろいろな工夫がされていました。
・カンバスは当時の技術に似せたカンバス地を作り、それに「印刷」
・経年変化で劣化した色を、デジタル技術で製作当時はこのような色であったろうと思われる色に再現
・額装も実際の額縁と同じに作製
などなどです。
 
 
○会場は銀座のド真ん中
 
P1160615

○展示場内部

4階のワンフロアーに全37作品が所狭しと展示されています。
P1160631

バックグランドで、久石譲の書き下ろしオリジナル音楽が流れています。
 
フラッシュを使わなければ撮影OKです。
 
前回はフェルメール作品を制作年代順に並べて展示していたそうですが、今回の(2)はその並べ方を所蔵美術館毎に変えてあります。
 
展示の冒頭にマウリッツハイス美術館とアムステルダム国立美術館を持って来る辺りはさすがです。
 
 
○「レースを編む女」での比較
 
(上)がルーブルで撮影したホンモノ 

P1150327_    
 
(下)がre-ceate作品
 
P1160636_2  
 
写真なので単純比較は出来ませんが、re-ceate作品は色が鮮やかになっており、細い糸もしっかりと描かれていました。象嵌の額装もホンモノと違わない出来です。

 
○3階の展示室には、フェルメールのアトリエを再現した空間があり、作品と同じアングルから記念撮影も出来ます。
 
(上)が「手紙を書く女と召使」  

P1160642

(下)が再現されたアトリエでの撮影
 
P1160667  
 
なかなか面白い趣向です。
 
 
○感想
 
・よいところ
 
複製(re-create)とはいえ、実物大で当時の色(と思われる)に再現された絵を目の前で見るのは本で見るのとは大違いです。
 
3階の展示と音声ガイド(小林薫と宮沢りえ)で、「この時代ではこのオブジェにはこういう意味があった」、だから「この絵ではこういう情景(心理)を表している」などがよく理解できました。
 
・文句をつけるなら
 
カンバス地に印刷されているとはいえ、にじみ具合とかプリント感が否めません。迫力に欠ける気がしました。
 
板に描かれた絵もカンバスに印刷されています。これはイタだけない・・・
 
展示されている美術館毎に展示するのなら、せめて美術館の壁の色も同じにして欲しかったなあ。贅沢か・・・
 
現存の絵との比較が出来るようになっていればもっとよい。贅沢か・・・
 
音声ガイドが1000円とは高い! 期間限定で500円になっていましたが、通期500円にすべし。
 
・総括
 
フェルメールファンなら、全作品が一度に見れるチャンスです。見て損はありません。3階の展示も面白い。会期は11/30までですが、第3弾もやるのでは?
 
 
○ 全37作品。展示順に撮影しました。
 
Photo
 

なんだ、6×6=36作品しかないじゃないかと思われるでしょうが、そうなのです。
 
実は代表作のひとつの「絵画芸術」を撮影するのを忘れたのです。
 
ちょうで2人組のオバサンがこの絵の前でドカッと釘付けになっており、後で撮影しようと思っていたら忘れてしまったのです。う~ん残念。しかし婦人がかぶるre-createされた月桂冠の鮮やかな緑色は脳裏にしっかりと焼きついています。完璧な人間なんて一人もいないのです

« 上野の「たいめいけん」 | トップページ | キエフ国立交響楽団演奏会 »

美術館・写真展めぐり」カテゴリの記事

コメント

6x6=36作品 素敵やっときたiphone5の壁紙にしたよ~

mihoさん

初コメありがとうございます。
ひとつひとつの絵は小さすぎますが、模様として見てもいいかも。

iPhoneに早く慣れてください(笑)

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: フェルメール 光の王国展2:

« 上野の「たいめいけん」 | トップページ | キエフ国立交響楽団演奏会 »

フォト
無料ブログはココログ