« チェーン規制 | トップページ | プラハ国立劇場の「フィガロの結婚」 »

2013年1月15日 (火)

100のモノが語る 世界の歴史

100のモノが語る 
世界の歴史 
全3巻
 
ニール・マクレガー著
 
第1巻 文明の誕生
第2巻 帝国の興亡
第3巻 近代への道
 
100  
 
歴史が好きなので、いままで色々な本を読んできました。
最近では、マクニールの『世界史』(上、下)を読み、かなり手強かったのですが、この本はすんなり読めました。
 
大英博物館館長である著者が、800万点を越す大英博物館の所蔵品の中から100の展示物(「モノ」)を選び、200万年前から現代まで並べて、その「モノ」と背景にある歴史を語るという構成になっており、網羅的な歴史書とは一線を画しています。
 
一点あたり、「モノ」の写真(非常に見易く美しい)とともに8~10ページほどが割かれています。途中、専門家のコメントを挟んで紹介する内容になっており、まるでガイドや専門家の話を聞きながら大英博物館内を鑑賞しているような気分を味わえました。
 
「モノ」は、日本を含む全世界にわたります。これだけのものをよくもまあ集めたもんだ、と今さらながらに感心してしまいます。
 
ちなみに日本の「モノ」は
・縄文の壺
・日本の銅鏡
・柿右衛門の象
・北斎「神奈川沖浪裏」
の4点が選ばれています。
 
欧米中心の世界の上に築かれた「略奪博物館」と揶揄されている大英博物館ですが、遺産の保護という観点では、その果たした役割は大きいと思いますし、世界中の「モノ」を一箇所で、無料で鑑賞できるというのも大英博物館ならではでしょう。しかし、入場料を無料にするなら交通費も負担してくれ、と思うのは私だけでしょうか(笑)。
 
まだ一巻を読んだばかりですが、今も昔も人間の考えていることはあまり変わっていない(本質的に進歩していない)のだなあ、ということを実感します。

« チェーン規制 | トップページ | プラハ国立劇場の「フィガロの結婚」 »

読んだ本」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 100のモノが語る 世界の歴史:

« チェーン規制 | トップページ | プラハ国立劇場の「フィガロの結婚」 »

フォト
無料ブログはココログ