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2013年1月23日 (水)

期待を裏切らなかったインバル=都響のマラ5

東京都交響楽団 第747回定期演奏会
インバル=都響 新・マーラー・ツィクルス〈5〉
 
日時:2013年1月22日(火) 開演:19:00 終演:21:04
会場:サントリーホール
指揮:エリアフ・インバル
メゾ・ソプラノ:イリス・フェルミリオン①
コンマス:矢部達哉
曲目:
 ①マーラー/リュッケルトの詩による5つの歌
   ~ 休憩 ~ 
 ②マーラー/交響曲第5番 嬰ハ短調
 
 
この演奏会は「チケット救済」のためのピンチヒッターとして聴いたのだか、私の魂の救済にもなった(笑)
 
「期待を裏切らない圧倒的な名演」、という言葉しか持たないが、音楽体験という全くの生理的反応に対して、それを言葉で表現する私の能力の少なさに歯軋りがする思いである。

  
①マーラー/リュッケルトの詩による5つの歌
 
長身痩躯のフェルミリオンは深紅のベルベットのドレスで登場。ソリストの素晴らしさは期待通りだが、オケ伴奏の素晴らしさと言ったら!
第3曲の《美しさゆえに愛するのなら》のラブソングはうっとりと聴き惚れた。
第5曲の《私はこの世に捨てられて》がこの日の白眉であろう。
 
②マーラー/交響曲第5番
 
緻密さとダイナミックレンジの大きい迫力を兼ね備え、堀が深く弛緩することのない絶妙のテンポ。やはりこの曲はインバルだなあ、と思ってしまう。
 
本番3回目の演奏ということもあるが、オーケストラは絶好調で何もいうことがない。
冒頭のトランペットは切れ味が鋭く、素晴らしい。
「アダージェット」の美しさ、優しさは心を溶かすような素晴らしいアンサンブル。
「アダージェット」はマーラーがアルマにあてたプロポーズだそうだが、私にはそうしたハッピーな曲想ではなく、「ベニスに死す」の死と連結した異様なベニスの街や美少年の映像とこの曲が連動してしまう。
フィナーレの金管コラールは圧倒的な力強さ。
フラブラがあったが、この終わり方ではいたし方がないか。
 
切れのよい素晴らしい響きに身を委ねるだけで、大満足の演奏だった。
 
 
第3楽章が終わった後、インバルが楽屋に引っ込んだのには驚いた。突然の体調不良か!・・・と心配したが、おそらく水分を補給しただけで再登場したので一安心。
 
終演後、オケが解散した後も鳴り止まない拍手に応えて、インバルがコンマス(矢部さん)とトランペット(高橋さん?)を引き連れて二度もステージに現れた。
 
 
都響は都民芸術フェスティバルで聴くくらいなので久しぶりであったが、この演奏をするのなら某N響から引っ越してもいいかなあと思ってしまった。都民税を払っている手前、もっと聴かなくては。

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コメント

ほんと、私も最近はNより都響寄りです。インバルのときはとくに♪「ちゃんと練習して一生懸命演奏する」という姿勢が感じられますよね。笑。マーラーは苦手だと思っていましたがこの5番はもう一度聴きたいというか、録音していたようなのでCDを購入したいと考えています。あ、その前にプレーヤーでした。笑。

Yuriさん。

確かにNより演奏に真摯な姿が見られましたね。
マーラーの中でも5番は聴きやすい曲です。マーラ全曲が好きになるように祈っています(笑)

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