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2013年12月22日 (日)

最後の晩餐の真実

海外旅行では主にヨーロッパに行っているので、キリスト教の知識があるのとないのとでは大違い。ということで、キリスト教のにわか勉強中です。


先日読了した本(図書館で借りました)を一冊紹介します。
 
Photo  

最後の晩餐の真実
原題 『The MYSTERY of THE LAST SUPPER』
コリン・J・ハンフリーズ 著
黒川由美 翻訳
太田出版
発行年2013-07-24
 

最後の晩餐といっても、レオナルドの絵のことではありません。実際のイエスの「最後の晩餐」にまつわる謎を究明するノン・フィクションものです。
「ダ・ヴィンチ・コード」のような内容を期待していると、完全に裏切られます。

イエスが歴史上、最も著名な偉人の一人なのに没年が確定されていないことに疑問をもった著者が、それを確定するために、「最後の晩餐」は西暦何年の何月何日だったのか、イエスの最後の週に何が起きたのかを特定する過程を描いています。

自身が物理学者でもある著者が知人の天文学者に依頼し、古代の暦を再現し、確実な曜日や日付などと照らし合わせるとともに、イエスの裁判や磔刑前後の状況に関しては、ユダヤ教の律法と整合性を持つように解釈していきます。

この本では、磔刑が西暦3■年4月3日(金)、最後の晩餐が同4月1日と特定されていますが、結論よりもその解明経過が上質な推理小説を読んでいるようで、知的好奇心を満足させてくれます。聖書学者の反応がどうなのか気になりますが、キリスト教徒ではないので知ったことではありませんわーい(嬉しい顔) 

解明経過ではいろいろな暦が出てきますが、一日を日没から始める暦や、日の出から始める暦、月の始まりをいつにするか、年の始まりをいつにするかなど、似て非なる暦がたくさんあり、それがいつ頃どの民族、どの地域で使われていたのかなど興味深いことが満載でした。

各章毎にわかりやすい「まとめ」が記載されているので、素人でも分かりやすい内容になっています。

キリスト教、天文(暦)、推理小説、この3つに興味がある方には最高の読み物ではないでしょうか。これぞ三位一体!

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コメント

勉強していると言う事は、近々、お出掛けですね。

ターボーさん

来年はエルサレムを目指していますが、議会の承認が出るかどうかはかなりムツカシイ状況です。エルサレムに行かなくとも、ヨーロッパではキリスト教の知識は不可欠。無駄にはなりません。

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