ペルー周遊の旅~⑤マチュピチュ遺跡探検記
【ペルー周遊の旅~⑤マチュピチュ遺跡探検記】
お待たせしました。
あっ、誰も待っていないって・・・

「突然、目の前に廃墟が現れた。あたりは樹木や苔で覆われ、はじめはよく見えなかったが、それは、世界でもっとも美しい石壁だった。」
~ハイラム・ビンガム『失われたインカの都市』より-

インカ帝国は16世紀の初めに、スペインの侵略者ピサロなどによってあっけなく滅ぼされ、インカ時代の建造物はほとんど破壊されてしまいましたが、侵略者の手の届かないところに超一級の廃墟が残されていました。
海抜2400m、ワイナピチュ(若い峰)とマチュピチュ(老いた峰)の鞍部に存在する孤高の天空都市(都市の名は分かっていません)は、インカ時代の栄華をそのままに残しており、その荘厳で美しく堅牢な石組みは見るものを圧倒します。
マチュピチュ村からピストンバスで約30分、1911年にその存在を世界に初めて公表した人物(発見者は現地の農民で、彼ではありません)の名を冠した九十九折のハイラム・ビンガム道路を上りきると遺跡の入口です。ここにはサンクチュアリー・ロッジ(一泊10万円以上するホテルとレストラン)と小さな売店、有料トイレがあるのみ。
・ハイラム・ビンガム道路(未舗装です)を登るバスの車窓からワイナ・ピチュが見えてきました。

遺跡内にはトイレがないので、一般的な見学時間の2時間30分間はトイレに行けません。もようしていなくとも、すませておくべきです。当日は冬とはいえ日が照ると汗ばむ気候だったのでトイレの心配はありませんでした。
※遺跡内で「もようしてきた」場合は、入場ゲートまで戻って用を足さねばなりません。遺跡の真ん中に居た場合は往復1時間はかかるので、見学時間が無くなります。
・マチュピチュ遺跡概念地図
(正確ではありません)

・入場ゲート
入場ゲートでは入場チケットとパスポートの照合が行われます。

数分歩くと樹林帯の中の心臓破りの上り坂が待ち構えています。神は感動を簡単には与えてくれないのです。

心臓破りの急坂の始まり始まり。

リャマがうろついています

若い外人の達に抜かれました( ^^) _U~~
まだまだ登る・・・
息が切れる頃、写真でおなじみのあの景色が・・・
2015年7月16日、日本を発ってから5日目、4000mを超えるアンデスの山々を陸路で越えてようやくこの目で見ることが出来ました。実際に見た人でないと、この感動はわからないでしょう。
・少し登ると撮影スポットの見張り小屋です
・見張り小屋からのマチュピチュ遺跡
ガイドの手が見えます。リアルです
・インカ橋方面に少し歩いた場所からのマチュピチュ遺跡。
ガイドはここからの眺望がベストだと言っていました。南側の急斜面が見えるからでしょう。
南側は段々畑ではなく崖崩れ防止の石垣です。
急峻な崖の下にウルバンバ川が見えます。
★遺跡の眺望を堪能した後は遺跡内の見学。
遺跡内は基本的には一方通行になっており、見学の順番が大体決まっています。
・段々畑から市街地への入口の門。ワイナピチュの額縁撮影。
「王女の宮殿」とか「天体観測の石」とか適当な名が付けられていますが、名称も用途もまったくの推測です。インカ帝国(すべての南米文明も)は文字を持たなかった(わざと持たなかったと言う説もあり)ので、何も分からないのです。
・中央広場とワイナピチュ
・インティワタナ(太陽をつなぎとめる石)。
ここにはロープが張られて近づけません。監視員がおり、立ち止まると注意されます。神聖な場所だからでしょう。
・技術者の居住区からマチュピチュ(山)。
・太陽の神殿(上部から)
・コンドル神殿。
地面の石がコンドルの頭で、背後の2枚の石が翼を現しています。

まだまだ登る・・・

息が切れる頃、写真でおなじみのあの景色が・・・

2015年7月16日、日本を発ってから5日目、4000mを超えるアンデスの山々を陸路で越えてようやくこの目で見ることが出来ました。実際に見た人でないと、この感動はわからないでしょう。
・少し登ると撮影スポットの見張り小屋です

・見張り小屋からのマチュピチュ遺跡
ガイドの手が見えます。リアルです


・インカ橋方面に少し歩いた場所からのマチュピチュ遺跡。
ガイドはここからの眺望がベストだと言っていました。南側の急斜面が見えるからでしょう。
南側は段々畑ではなく崖崩れ防止の石垣です。

急峻な崖の下にウルバンバ川が見えます。

★遺跡の眺望を堪能した後は遺跡内の見学。
遺跡内は基本的には一方通行になっており、見学の順番が大体決まっています。
・段々畑から市街地への入口の門。ワイナピチュの額縁撮影。

「王女の宮殿」とか「天体観測の石」とか適当な名が付けられていますが、名称も用途もまったくの推測です。インカ帝国(すべての南米文明も)は文字を持たなかった(わざと持たなかったと言う説もあり)ので、何も分からないのです。
・中央広場とワイナピチュ

・インティワタナ(太陽をつなぎとめる石)。
ここにはロープが張られて近づけません。監視員がおり、立ち止まると注意されます。神聖な場所だからでしょう。

・技術者の居住区からマチュピチュ(山)。

・太陽の神殿(上部から)

・コンドル神殿。
地面の石がコンドルの頭で、背後の2枚の石が翼を現しています。

・マチュピチュ・アマリリス
現地は冬なので草花は少なかったですが、マチュピチュ固有種のアマリリスが咲いていました。
現地は冬なので草花は少なかったですが、マチュピチュ固有種のアマリリスが咲いていました。
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とうとうマチュピチュですね。
でも、こんな高地で心臓破りの登山道。
絶景は、かんたんには見れないんですね。
これを造った人々も、凄いです。
投稿: ナニワ | 2015年10月 3日 (土) 23時04分
ブログもようやくマチュピチュに来ました。
マチュピチュにある廃墟は他にもあるそうですが、こんな山の中にあるのはここだけだそうです。
よくぞ今まで残っていてくれました。
雨季になるとウルバンバ川が氾濫して線路が流されたり、ハイラム・ビンガム道路ががけ崩れで通行止めになったりするそうです。
投稿: ヴォルフィー | 2015年10月 4日 (日) 08時15分