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2016年1月25日 (月)

太宰治の下宿、碧雲荘が解体の危機

杉並区天沼にある碧雲荘(へきうんそう)は、太宰治が1936年、27歳の時に約7か月間住み、「人間失格」の原型「HUMAN LOST」を執筆し、のちの「富嶽百景」では、トイレから泣きながら見た富士山の思い出が描かれています。

昭和初期の和洋折衷様式。一階が母屋、二階がアパートの造りで、東京郊外の高級下宿のたたずまいが残されています。

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関東大震災後、中央線沿線に下宿宿が大量に作られたが、残っている建物は非常に少なく、その中でも碧雲荘は価値が高い、と言われています。

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近年、杉並区が隣接地と合わせて福祉施設などの整備を計画し、昨年には所有者から土地を購入しました。これに対して地元有識者からは「碧雲荘があったからこそ、その後の太宰治の物語がある」と、建物保存の声が上がっていましたが、杉並区では保存の考えがなく、今年4月には更地にする契約になっている、と新聞に載っていました。
 
昨年6月に見に行った時には、「移築希望者は連絡ください」との所有者の張り紙がありましたが、今日(1/24)見に行ったら外されていました。どうも4月には取り壊される運命のようです。
 
昨年6月の「貼り紙」
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すでに隣接地は更地。右側が碧雲荘
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どうも日本には、世界遺産を増やしていこうとしている反面、巷にある古き良きものを残こそうという考えがないようですね。建物を補強して、文学館などとして活用すればよいものを。

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