カラバッジョ展
久しぶりに美術展に行ってきました。
日本初公開となる「バッカス」や「女占い師」など、なかなか充実した内容でした。
白眉は、やはり新発見の「法悦のマグダラのマリア」でしょう。
・パンフレットをスキャン
2014年に発見された「法悦のマグダラのマリア」。不思議なインパクトがあります。
カラバッジョが不慮の死を遂げた時に持っていた3枚の絵の中の1枚が本作とされており、鑑定の結果、真筆と判定されました。世界初公開。
これまた久しぶりに常設展も観賞しました。(特別展のチケットで入場できます)
一部作品を除き撮影可能なのがうれしいですが、撮影可能だとかえって撮影意欲がわかないのだ←へそまがり(笑)
常設展の新規購入絵画のひとつ。エヴァリスト・バスケニス作《楽器のある静物》
マンドリンの埃がリアルですね。
世界文化遺産登録間近なので、中庭も覗いて建物も観賞してきました。
普段はカーテンが閉まっているので意識しませんでしたが、中庭があるんですね。(庭には入れません)
西洋美術館本館は、いたって普通の建物ですが・・・
世界遺産委員会は、7月にイスタンブールで開催されます。
フランス推薦枠の「ル・コルビュジエの建築作品(国立西洋美術館本館を含む)」は諮問機関のイコモスからは格段の指摘がないので、3度目の挑戦で世界文化遺産登録の可能性が大きいです。
もし登録されれば、東京都は自然遺産(小笠原諸島)と文化遺産の両方を持つ世界で初めての首都になります。
※国立西洋美術館本館の建物自体に価値があるのではなく、ル・コルビュジエの建築作品群として価値があるので、このあたりを誤解されないように。国立西洋美術館本館だけでは世界文化遺産には成り得ません。
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